ズッキーニグリーンボート2号
ぐりーんぼーとにごう
ウイルスに強く極濃緑色で高収量のズッキーニ
特性
●果実は極濃緑色の円筒形、長さ15〜20cmで収穫期です。
●低節位からの雌花着生に優れる早生品種です。特に出荷時期が短い遅まきで能力を発揮します。
●ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)およびスイカモザイクウイルス(WMV)に強く、高温時の病害による生産の不安定さの軽減が図れます。
●葉は極濃緑色で切れ込みが深く、草姿はやや立性です。葉裏のとげが少なく作業性に優れます。
●蔓は中太からやや細太で、茎折れしにくい点が特長です。栽培要点
●多めの元肥と、早めの追肥に心がけ、肥効が切れないように注意してください。
●老化苗定植は避け、若苗定植を徹底しましょう。
●ミツバチが訪花しない低温時には人工交配を行い、秀品生産に心がけてください。
●初期の低節位の雌花を摘花すると、長期収穫しやすくなります。
●子葉の付け根から発生する脇芽は早期に除去してください。ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)
●potyvirus属のウイルスで、本ウイルスを保毒したアブラムシにより非永続的に伝搬されます。
●ZYMVに感染したズッキーニは葉に激しいモザイク症状、果実にも奇形を生じます。
●虫媒のほか、汁液、接触などによっても伝染するため、被害が拡大しやすいです。対策としては、媒介するアブラムシの防除、抵抗性品種の利用などが挙げられます。作型表